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PEOPLE

INTERVIEW

海外大学・不動産業界を経てPR会社へ。グローバル部署で「ママ社員」として挑戦し続ける理由とは?

海外大学・不動産業界を経てPR会社へ。グローバル部署で「ママ社員」として挑戦し続ける理由とは?

【プロフィール】

異業種からの挑戦で感じた圧倒的なスピード感、前職の経験がPRに生きていると感じた瞬間、そしてママ社員として柔軟な環境の中で挑戦し続けるリアルについて聞きました。

「何を売るか」より、「海外と日本をどうつなぐか」を考えていた

まずは、前職でどのような仕事をしていたか教えてください。

 前職は不動産業界に新卒で入社し、約3年間、主に海外企業の日本進出を支援していました。日本のマーケットやビジネス慣習を踏まえながら、「どう日本でビジネスをスタートさせるか」をサポートする仕事です。
 学生時代にオーストラリアへ留学し、現地の高校・大学を卒業した経験があったため、もともと海外の文化や価値観に触れることが好きでした。就職活動でも、「海外と日本をつなぐ仕事がしたい」という思いは、自分の中で一つの大きな軸になっていました。
 海外では、当たり前のサービスや考え方でも、日本ではそのまま受け入れられるとは限らないので、その違いをどう埋め、日本というマーケットにフィットさせていくのか。海外と日本の間に立ち、双方を理解しながら仕事を進めることに、大きなやりがいを感じていました。

そこから、なぜ転職を考えるようになったのでしょうか。

 海外企業の日本進出を支援する仕事をする中で、次第に興味を持つようになったのが、「日本に進出したその先」でした。
 企業が日本に拠点を構え、ビジネスをスタートする。それはもちろん重要な第一歩です。でも、そのブランドやサービスが本当に日本の人々に受け入れられ、長く愛されていくためには、その先のコミュニケーションが必要です。
「このブランドにはどんな魅力があるのか」
「日本の人たちにどう伝えれば共感してもらえるのか」
「海外で成功している価値を、日本ではどうローカライズすればいいのか」
そうしたことを考える方に、どんどん興味を持つようになっていきました。
 前職では、“企業が日本でビジネスを始めるための土台をつくる”仕事をしていたので、その経験を通じて、次はその企業やブランドの魅力を社会に伝え、人の心を動かし、マーケットの中に根付かせていく仕事がしたいと思うようになったんです。
 そこで出会ったのが、PRという仕事でした。
単に情報を発信するのではなく、その企業や商品が持つ価値を見つけ、世の中との接点をつくり、共感を生み出していく。「海外と日本をつなぐ」という自分の軸は変わらない。でも、そのつなぎ方をもっと広げてみたい。
そう思い、未経験ではありましたが、PRの世界に飛び込むことを決めました。

圧倒的なスピード感と、「自分たちで時代を創る」マインド

中でもベクトルに入社を決めた理由を教えてください。

 転職活動では、「海外と日本をつなぐこと」という軸を持ちながら、PRやマーケティング、広告など幅広く見ていました。その中で、ベクトルに惹かれたのは、アジアを中心に多数の海外拠点を持っていること、グローバルな案件に携わるチャンスがあること。そして不動産という“有形商材”ではなく、商品やサービス、ブランドそのものの価値をコミュニケーションという形で広げていく仕事に挑戦できる点に強く惹かれました。
 大学時代にマーケティングや広告の勉強もしていたので、これまでとは違う領域でありながら、自分が興味を持ち勉強してきたことにもつながっている。そこに大きな可能性を感じました。
 また、年次に関係なく、自分から手を挙げれば挑戦できる環境にも魅力を感じました。未経験から新しい業界に入るのであれば、誰かに与えられた仕事をこなすだけではなく、自分から動いて経験を積める環境に身を置きたい。そう考えて、ベクトルへの入社を決めました。

実際に入社してみて、前職とのギャップはありましたか。

 一番驚いたのは、物事が進む圧倒的なスピード感です(笑)。
前職は比較的トップダウン型の組織だったため、意思決定のプロセスやスピード感が全く異なっていました。「こういう案件あるけど、やってみる?」と聞かれて、「挑戦したいです」と手を挙げると、その日のうちにプロジェクトにアサインされ、翌日にはキックオフミーティングが始まっている。そんなこともありました。
 もちろん、自分から手を挙げる以上、責任も伴います。「やってみたい」という気持ちを尊重して、周りも全力で応援してくれる。時代の変化に合わせて動くというより、「自分たちが新しい時代やスタンダードを創っていく」という熱量があり、入社をしてからもずっと刺激を受けています。

未経験からのスタート。今では、外資系大型案件を率いる立場へ

現在はどのような仕事を担当していますか。

 現在は、外資系クライアントをメインに担当するグローバルコミュニケーション領域の部署で、複数のプロジェクトの責任者を務めています。
具体的には、外資系の商品やサービスの認知向上に向けたコンサルティング、イベントの企画・実行、日本のメディアやインフルエンサーの方々を海外現地へお連れする取材のセッティング、Webサイトの運用、屋外広告、デジタル広告の運用まで、かなり幅広い仕事に携わっています。 扱う業界も、エンタメ・IP、食品、金融、ガジェットなど本当に多種多様です。
 入社1年目はメディアへのアプローチなどPRの基礎業務からスタートし、少しずつ任される仕事の範囲が広がり、現在では年間予算規模の大きいプロジェクトなども任せてもらえるようになりました。

これまでの仕事で、特に印象に残っている経験はありますか。

 特に印象に残っているのは、自分が学生時代を過ごしたオーストラリアに関連するプロジェクトを担当できたことです。
 社会人として「仕事」という形でその国に関われることに特別な思いがありましたし、コンサルティングの立場からその国の魅力や良さを日本のマーケットに発信していきました。
 自分の情熱を持って向き合った結果、成果に繋がり、クライアントから「本当にありがとうございました。また次もあなたにお願いしたいです」と言っていただけたときは、本当に嬉しかったです。自分の経験や好きという気持ちが、ビジネスとして誰かの役に立った手応えを得られた瞬間でした。

前職の「相手に寄り添う姿勢」は、PRにそのまま生きていた

不動産業界からPR業界へ転職して、苦労したことや克服した経験はありますか。

 最初は、PRの仕事に求められるスピード感や、世の中の動きを常にキャッチアップすることに苦労しました。PRは華やかな仕事に見えるかもしれませんが、実際には地道な情報収集や、メディアへのアプローチ、細かな調整の積み重ねです。
 特に外資系クライアントを担当する場合、日本のメディア環境や文化、消費者の感覚を必ずしも理解しているわけではありません。
 海外では当たり前のことが日本ではそうではないこともありますし、クライアントが伝えたいことを、そのまま日本で発信すればいいわけでもありません。
「なぜこの情報を伝えたいのか」
「日本ではどう受け取られるのか」
「どうすれば生活者に興味を持ってもらえるのか」
 そこまで考えた上で、ストーリーを組み立て、クライアントに説明し、合意形成していく。そうした経験を積む中で、少しずつPRの仕事の面白さが分かるようになっていきました。

前職の経験が、現在の仕事に活きていると感じることはありますか。

 前職で培った「相手の状況や背景を理解し、相手の立場になって考える力」は、今の仕事にそのまま生きています。
外資系クライアントの場合、日本の市場やメディアの慣習を完璧に理解しているわけではありません。だからこそ、「相手が何を伝えたいのか」「どんな背景やゴールがあるのか」をヒアリングし、相手の立場に立って考えることが不可欠です。
 一方的に「こうしましょう」と提案するのではなく、まず相手を理解する。その上で、日本で実現するための最適な方法を一緒に考える。
PRは単に情報を発信する仕事ではなく、クライアント、メディア、そしてその先にいる生活者との間に立って、コミュニケーションを設計する仕事なのだと感じています。

限られた時間だからこそ、成果と自分らしさを追求する

佐谷さんは現在4歳のお子様を育てながら働かれているそうですね。両立のリアルについて教えてください。

 子育てをしながら働くのは、どうしても「時間との勝負」になるため、限られた時間の中でどう成果を出すかという戦いになります。
以前のように、自分の時間を自由に使えるわけではありません。だからこそ、何に時間を使うのか、どうすれば効率よく成果を出せるのかを、以前よりも意識するようになりました。
 一方で、会社やチームの柔軟なサポートには本当に助けられています。例えば、突発的に保育園からお迎えの連絡が入った際も、リモートワークへ切り替えて対応できるなど、その時の状況に合わせて働き方を調整することができます。
 また、自分一人で抱え込むのではなく、チームでフォローし合える環境があることも大きいです。会社の制度だけではなく、そうした周りの理解やチームの文化があるからこそ、子育てをしながらでも挑戦を続けられています。

今後の目標を教えてください。

 「ママになっても、こんな風に前向きに挑戦できるんだ」と、周りや後輩に思ってもらえるようなロールモデルになることが目標です。
子育てを始めると、どうしても時間には制約が生まれます。でも、「時間が限られているからできない」と自分で枠を決めるのではなく、限られた時間の中でもしっかり成果を出し、自分らしく仕事を楽しむことを大切にしています。
 実際に、国内外を問わず出張する機会もありますし、仕事に思いきり向き合えることにやりがいを感じています。もちろん子どもと過ごす時間も同じように大切にしたい。
 子育てを経験したことで、生活者としての視点も以前より強く意識するようになりました。
 PRの仕事では、「この情報を受け取った人はどう感じるか」「実際に生活する人にとって本当に魅力的なのか」という視点がとても重要です。
そう考えると、子育てを含めた自分自身の経験も、仕事の中で活かせる一つの強みなのだと思います。これからも、環境の変化を前向きに楽しみながら、新しい事業や領域にも積極的に手を挙げていきたいです。

最後に、ベクトルへ入社を考えている方へメッセージをお願いします。

 ここには、仕事に対して強いパッションを持ち、最後まで諦めずにやり抜く仲間がたくさんいます。
 好奇心旺盛な人や、変化を「大変」ではなく「面白そう!やってみよう!」と前向きに捉えられる人には、間違いなく最高の環境です。異業種からの挑戦であっても、これまでの経験は巡り巡って必ず自分の武器になります。変化を恐れず、一緒に新しい挑戦を楽しめる方と働けるのを楽しみにしています。

〈プロフィール〉
ベクトルグループ・プラチナムのグローバルコミュニケーション局に所属。
大学卒業後、不動産業界にて海外企業の日本進出支援に携わった後、中途入社し、現在入社6年目。外資系クライアントを中心に、イベント・メディア・デジタルなど多岐にわたるPRプロジェクトを務める。プライベートでは4歳の子どもを育てるママ社員。

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