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PEOPLE

INTERVIEW

ひとりひとりが、ありのままで“働き続けられる”会社を創りたい

ひとりひとりが、ありのままで“働き続けられる”会社を創りたい

【プロフィール】

株式会社プラチナム 取締役兼第一コンサルティング局長

浜木 駿介 (新卒入社16年目)

大学卒業後2008年に新卒入社後、プラチナムに配属。
2019年に同社執行役員、2020年に同社取締役に就任。

“PRの立ち位置を変えること”を目標に入社

ー就職活動時に志望していた業界を教えてください。

 若いうちから色々と裁量権を与えられて、はやく成長できるような環境を求めていたので、業界は絞らず、数々のベンチャー・メガベンチャー企業を横並びに見ていました。


ー数々のベンチャー企業の中で、最終的にベクトルを選んだ決め手はなんですか?

 たくさん見ていたベンチャー企業の中でも、直観で「あ、面白そうな会社だな」と思ったのがベクトルです。
 その当時、日本だとコミュニケーション領域においては、まだまだ広告代理店の存在が圧倒的に大きくて、その下請けとしてPRが扱われていました。でも、PR先進国の米国では、まずPRの視点でコミニュケーション全体を設計して、その中の一手法に広告やパブリシティがあるという考え方なんですよね。
 海外でのPRのポジションも知り、日本でもPRはもっと上流になるべきコミニュケーションだと感じました。市場の可能性や会社の伸びしろを感じましたし、「日本でのPRの立ち位置を変えていく」ということが自身の中で目標として芽生えてきて、それが叶うイメージが付くのがベクトルだったので入社を決めました。あとは、説明会や面接でお会いする方々の人柄が良くて、働きやすそうな会社だな、と感覚的に惹かれた部分も大きかったです。


ーベクトルは今アジアナンバーワンのPR会社ですが、浜木さんの入社当初から順調に
 日本における「PR」の立ち位置が変わっていったと感じますか?


 正直、入社してから2、3年は、「広告キャンペーンのパブリシティ獲得」「PRイベント屋」「広報業務のアウトソース」という仕事が多かったように感じます。もちろんそれらも意味のある立派な仕事で、そこで地道に得たメディアの知識だったり、広報の知識は、その後の営業活動や今の提案にも活きています。ただし、自分が思うような「上流のPR」をできていないもどかしさを感じることもありました。
 その後、まさしくPRの潮流が来始めたと感じたのが、2011年の東日本大震災後のタイミングでした。当時、企業の予算も限られている中でマーケティング効果を最大化しようと思った時に、PRが注目されたんです。効率よく情報を広めるためには、情報の広がり方の設計だったり、言の葉にのる設計が必要不可欠になってくるので、“PRの視点を取り入れる”ということがコミュニケーションの中でも改めて見直され、重要視されるようになってきたのがあのタイミングですね。いわゆる戦略PRブームです。その延長でバイラル動画ブームなども生まれました。

 そこから今に至るわけですが、これまでは、数百万円~2,3千万円の予算でご依頼いただく案件が多かったところから、数千~億単位の予算を預かって、PR視点で統合的にコミニュケーション全体を設計していくという仕事も増えてきました。大手広告代理店さんと横並びでコンペに参加し、競合として戦って勝つこともあります。僕が入社した当時では考えられない状況ですね。

ひとりひとりがありのままの自分で、“働き続けたい”と思える会社へ

ー取締役に就任した今、夢や目標はありますか?

 今の目標は2つあります。
 ひとつめは、今プラチナムでは、”ソーシャルバリューコミュ二ケーション”というビジョンを掲げているのですが、企業の売り上げだけではなく、社会にもしっかり貢献することで、双方向で結果を残すプロジェクトをさらに増やしていくということです。そのような仕事も増えてきてはいますが、さらに世の中に大きなインパクトを残し企業価値を高められる仕事を実現していきたいなと思っています。

 ふたつめは、プラチナムも200人規模になり、自分のポジションやステージも大きく変わってきている中で、どうしたら皆が”働き続けたい”と思う会社にするか、ということを考え、仕組化していくことです。ベクトルでは、SDGsプロジェクトの中で、”D&I”を掲げていますが、これまで以上に、ひとりひとりがありのままで、輝ける会社、働き続けたいと思える会社にしていきたいなと思っています。


ー具体的に考えている制度や心掛けていることはありますか?

 会社としては、出産や育児をしながら働く女性社員との座談会を行ったり、休暇や勤務時間の制度見直しを行うなどのプロジェクトを行っています。

 個人的には、僕が管轄している第一コンサルティング局ではマネジメント改革を実践し、一人一人としっかり向き合う時間を確保するということを行っています。その人が活躍できるステージは何なのか、心理的安全性がしっかり担保できている状態なのか、その中で個人がキャリアアップを積める環境になっているのかなど、メンバーは50名以上いるのですが、部長・マネージャーとともに結構マイクロに実施しています。

 もちろん皆で同じ方向を向くために、共通の方針を掲げたり制度を策定したりということも大切ですが、ひとりひとりと向き合い、個人を理解した上でようやく成り立つものかなと思っています。今まで僕はどちらかというと攻めの体制の方に重きを置いてたのですが、ここからは少し守りの方にも軸足を置かないとと思っているので、今年はその部分にしっかり時間を割いていきたいと思っています。

個の“好き”や“得意”をとことん伸ばす会社

ー最後に、ベクトルのここが魅力!と思うところを教えてください。

 個人の“好き”や”得意”を見つけて、とことんそこを伸ばしてくれるような環境があると思います。
今プラチナムでは、得意な分野で個を伸ばす、分業型の組織体制にシフトしています。たとえば、コンテンツクリエイティブチームやSNSチームなどの専任チームがあります。例えば新卒で入社して現在6年目になる部下がいるのですが、彼は宣伝会議のコンペで入賞するなど、プランナーとして頭角を現して、コミュニケーションデザイン局に専任として任されることになりました。正直そのほかの業務では目立ってはいなかったのですが、コンテンツクリエイティブのアイディアにおいてはピカイチ。プロフェッショナルとしてさらに強みを伸ばしていこうということで、専任として配属されました。そのほかにも、入社5年目で、YouTubeが好きで学生のころから生業にしていた社員がいるのですが、彼はSNSチームに所属して、Youtubeを中心にコンテンツ開発をメインで担当しています。

 あとは、どんどん若手にチャンスを与える風潮があるので、意欲のある人はステージを上げたり、環境を変えられるというところもベクトルの良さのひとつかなと思っています。自分も4年目くらいで初めて自分のチームを持って、7年目くらいで8人くらいの部署を持って、10年目で50人規模のカンパニーを持って、今にいたりますので、そのステージごとに見ている景色や業務・責任の幅もめまぐるしく変わっていくので、楽しいですね。

ベクトルは年々規模が拡大していっていますが、若手を活躍させる、一人一人のやりたいことを実現させていく、という文化や風潮は変わらず、風通しの良い働きやすい会社かなと思います。