INTERVIEW
正解は、自分で作る。その手探り感を楽しめるのは、ベクトルならではの魅力
株式会社アンティル 1ビジネスユニット1部 部長
中野美優 (新卒入社6年目)
大学卒業後2017年に入社後、アンティルに配属。
PRコンサルタントを経て、入社4年目にマネージャー、6年目で現職に。
ミーハーな自分にぴったりの業界
ー就職活動時に志望していた業界を教えてください。
大学時代、行動経済学を専攻し、人がどのような心理でどう動き、その結果どうモノが動くのかというところを勉強していた点と、自分がミーハーで幅広く興味があるタイプなので、多数の業界に携われるという点に魅力を感じて、マーケティングやコミュニケーション業界を志望していました。
ーなぜ最終的にベクトルに入社することを決めたのですか?
面接してくださる社員の皆さんがとても魅力的に感じたので、内定をいただいた時点で即決しました。面接官の男性社員が、「とにかく仕事が楽しい」という話をされていたのと、「男性だけど育休を取りたい」「性別関係なく働きやすい会社にしていきたい」という話を、生き生きとされていたのが印象的でした。
ー入社の一番の理由は“人の魅力”ということでしたが、実際入社してみてその印象はどうでしたか?
“いい人が多い”、というのは入社してからずっと感じています。人間関係や風通しの良さなど、とにかく働きやすいですね。
そして、「いいモノを世の中に広め人々を幸せに」というビジョンに共感した人が入社をし、企業の思いが詰まった商品・サービスをどうすればより多くの人に知ってもらえるだろう、良さを理解してもらえるだろう、と強い思いを全員が根底に持っているので、プロ意識の高い人が多いというのも私自信の成長にも繋がっている大きな要因だと感じています。
アイドルグループオーディションの審査員を経験
ー入社前後で、なにかギャップに感じたことはありますか?
「こんな仕事もさせていただけるんだ!」と、仕事の幅広さには驚く毎日ですね。たとえば、昨年、アイドルグループの審査員をさせていただいたのはすごく楽しい経験でした。そのアイドルや応援しているファンの方を見ると、「自分が選抜したアイドルが活躍している!」「こんな風に世間にインパクトを与えられたんだな」と感じることができて本当に嬉しかったです。入社する時は、アイドルオーディションの審査員をするなんて夢にも思っていなかったです。
ーどのようにアイドルグループの審査員をすることになったのか、経緯について詳しく教えてください
ある企業から、自社プロデュースでアイドルをデビューさせたいという依頼があり、オーディションの告知・プロモーション、さらには参加のお声掛けやオーディション運営までお手伝いさせていただくことになりました。「アイドルグループオーディションがあるのですが、生徒さんに告知をお願いできませんか?」と全国のダンススクールに鬼電したこともありましたね。私がダンスや歌を経験していたこともあり、気づけば審査員欄の箇所に自分の名前がありました(笑)
アイドルグループを作るのも、オンラインでの審査をするのも初めての経験だったのですが、誰も正解が分からない中で、皆で一丸となってオーディションを作り上げたのは本当に貴重な経験でした。
ー過去事例がないこと、初めて挑戦することが常にある環境ですか?
はい。正解のない業界なので、その手探り感を楽しめるというのは、PR業界、そしてベクトルならではの魅力なのかなと思っています。それを楽しめる人がこの会社には向いていますね。ルーティンワークのようにただ繰り返し行う仕事はほとんどないです。
挫折経験や、失敗して落ち込んだ経験は・・・“ゼロ”
ーお話していて仕事の楽しさややりがいが伝わってきますが、
逆に入社してからこれまでで、挫折した経験はありますか?
ない、、ですね。
嬉し泣きをしたことはあります(笑)毎年、ナイトプールのプロモーションを担当させていただいているのですが、3年目のオープニングセレモニーの時に、毎年来て下さる複数のメディアの方に「すごく成長したね」と褒めていただいたことがあって、、、ちょうどその案件のメイン担当を先輩から引き継いだタイミングで、がむしゃらに突き進んでいたこともあり、日頃の頑張りが認められたような嬉しさと安心感からか、思わず泣いてしまいました(笑)社内外問わず、成長しているところを見守り、評価してくれる方がいるというのは、すごく嬉しいポイントだなと思っています。
ー業界柄忙しくてハードなイメージを持っている方も多いと思いますが、そんな中挫折せず楽しく働いているコツや心掛けていることはありますか?
とにかくポジティブ!自分だけでなく周りもポジティブで居られるように、と思っています。
あとは、いろいろな商材を担当でき飽き性な私にぴったりだということも、この忙しい業界で楽しく働き続けられているひとつの理由かなと思います。SNS等で、自分が手掛けたプロモーションの反応をすぐに見られるのも嬉しいです。
ーこれまで手掛けたプロジェクトで、印象的だったものを教えてください。
美顔器の体験ができるスポットのオープンPRを担当させていただくことがありました。薬事法などの理由から、美容機器をマスメディアに露出させることはハードルがとても高いんです。そんな中、チーム一丸となってメディアプロモートを行い、結果、TBSの「王様のブランチ」に紹介していただくことができました。それによって問い合わせが数百件来たり、お店の予約が1ヶ月先まで埋まったりと結果が数字として現れて、PRの影響力の高さを実感できました。
ー私生活や会社での目標、今後のライフプランをお伺いできますか。
入社2年目で婚約、3年目で結婚したのですが、今後は出産や育児のことも考えながら、バランスよく働いていきたいなと思っています。忙しい業界ではありますが、自分で時間を作って趣味に時間を割いたり友人に会ったりと、効率よく働くスタイルは身に付いたかなと思うので、今後後輩が参考にしていけるような働き方をしていきたいです。
業界に向いているのは、“チャレンジ精神”がある人
ーベクトルやこの業界にはどんな人が向いていると思いますか?
“チャレンジ精神”がある人が向いているのかな、と思っています。
例えば、コロナ禍でメディアを集めて記者会見ができなくなった時、部署や会社でも過去に実施実績がない中、初めてオンライン発表会を実施することになりました。来場者数や露出数などのKPIを立てづらく、目標を達成できるのかという不安や、映像や回線などの運営面の不安はありましたが、チーム・クライアントさんと一丸となって無事に開催でき、結果にも満足いただくことができました。そんな風に、常に正解や過去の事例があるわけではない業界なので、何年目になっても、初めての経験がたくさんあります。綿密に計画や予測は立てつつも、失敗することも想定しながら攻めの姿勢でチャレンジし、そこからどうチューニングしていくのか、というところが重要かなと思います。
足を止める時間も、失敗に落ち込む暇もないので、とにかく前を向いて次にどう繋げるかに全力を注ぐことが大事だなと思っています。
ーベクトルの魅力を教えてください。
プライベートも含め、自分が見たこと聞いたこと、学んだことが全て活かせる業界って珍しいなと思っています。仕事で学んだ文章力やコミュニケーション能力、その他の知識が私生活に活きたり、はたまた友人と話した内容や日常やSNSで目にしたことが、何でも仕事に活かせたりというところは、私がPR業界をおすすめするポイントです。その中でもベクトルは、40社以上の子会社を持っていて、各社に優秀な社員が揃っているので、社内から学ぶことも非常に多いです。
私は“ド”が付く程ミーハーかつ器用貧乏。ジャンル問わず様々なものが好きで、何でも広く浅く知っているという点が、仕事上取り柄になっていると思います。コンプレックスにもなり得る“器用貧乏”を活かせる業界で良かったなと思っています。