インタビュー

2年目に中国支社立ち上げに抜擢、8年目にはニューステクノロジー代表に就任。 チャンス(とラッキー)を掴んで、自分の道を切り拓いてきたベクトル人生

2年目に中国支社立ち上げに抜擢、8年目にはニューステクノロジー代表に就任。 チャンス(とラッキー)を掴んで、自分の道を切り拓いてきたベクトル人生
株式会社ニューステクノロジー代表取締役 三浦 純揮(新卒入社12年目)
大学卒業後2010年に入社。2012年にベクトルチャイナ(北京)の立ち上げを行い、3年後の2015年に帰国。2018年にニューステクノロジー社の代表に就任し、現職。
―就職活動について教えてください。

大学時代にビジネスを行っていたこともあり、遅かれ早かれいつか社長になって会社を持つということは、自分の中では当たり前の選択肢でした。起業する前に、一度会社で経験を積みたいという思いで4社だけ受けてみることにしました。
―ベクトルとの出会いを教えてください。

友人の家で就活本をめくっていてたまたま見つけたのがベクトルでした。
正直、オフィスの画像がカッコよかったという理由で軽い気持ちで受けたのですが、会社説明会に登壇している西江さん(現・ベクトルグループ社長)を見て、漠然と「すごい」「カッコイイ」と感じ、入社を決めたのを覚えています。

大切だったのは、“逃げ道をつくる”ということ

―新卒時代、どのような社員でしたか?

生意気で、謎に自信のある新卒でしたね。

研修時代に、起きたら昼になっていたというほどの大遅刻をして怒られたこともありますし、毎朝同じ時間に起きて同じ電車に乗って…という生活が嫌すぎて、転職活動をしたこともあります(笑)

全然仕事もできない新卒だったので、辞めたいと言ったらすんなり辞めさせてもらえるかと思っていたのですが、長谷川さん(現・ベクトルグループ副社長)に「3年頑張ってみろ。そうしたら夢見させてやる」と止められ、続けることにしました。今思えば本当にありがたいことです。

続けると決めてからは、長谷川さんについていこうと、食らいつく気持ちでとにかくがむしゃらに働いていました。

「辞める」ということを一度は本気で考えたことにより、気持ちに余裕ができたことが僕にとっては大きかったなと当時を振り返ってみて思います。もちろん辛いことはありましたが、いつでも「逃げ道」を確保することは、働く上で重要だなと個人的には思っています。

死ななければ大丈夫。大抵のことはなんとかなる、という思いで今でも働いています。

中国行きの話に、1秒かからず「行きます」と即答

―その後どのように中国支社立ち上げメンバーに抜擢されたのですか?

入社して1年経たないときに、長谷川さんに会議室に呼び出され、「怒られるのかな……」と思っていたら、「中国どうよ?」という話をいただきました。1秒かからずに「行きます!」と言ったのを覚えています。社会人としても大きな転機でした。

舞い込んだチャンスは必ず、掴む。

―なぜ中国支社立ち上げに抜擢されたのだと思いますか?

(僕のチャンスは非常に大きいものでしたが)大小問わずチャンスはひとりひとりに一回ずつくらいは、順番に来るものだと思っています。
一瞬しかないチャンスを掴み取ることができたから、結果として中国支社立ち上げメンバーになれたのだと思っています。

僕は、中国のお話をいただいた時「うまくいくか心配だな」「ご飯が美味しくなかったらどうしよう」「友達に会えなくなるな」などあらゆるリスクを一切恐れることなく、「はい!」と即答しました。その即答ぶりに、先輩が「本当に大丈夫…?」と驚いているほどでした。

この記事を読んでいる皆さんは、チャンスが巡ってきたときに、掴み取れますか?
もし「中国支社立ち上げ、やってみる?」と聞かれたらなんと答えますか?

「1週間考えさせてください」と答えるのでは遅いんです。
どこの会社に行っても一度は巡ってくるであろうチャンスをいつでも掴めるよう、準備をしてみてください。きっと充実した人生になります。

そしてベクトルは、そのチャンスの頻度と、チャレンジできる仕事の規模が、他社と比べて大きい環境だなと思います。
―新卒時代、どのようなマインドで働いていましたか?

年次や得意分野、キャラクターなどに応じて、その人それぞれに、果たすべき“役割”があると思うんです。
入社したての頃は、スキルもない、経験もない、お金もない。そんな状況でやるべきことは、ひたすら、誰よりも一生懸命働くことだと思っています。

周りの何倍も働くことで、経験値も何倍にもなる。先ほどお話した“チャンスを掴む力”にプラスして、そんな勢いとがむしゃらさ、一生懸命さが信用や信頼に繋がり、中国支社立ち上げ人材に抜擢されたのだと思っています。
―中国でのエピソードを教えてください。

金庫からお金がなくなったり、イベント当日に会場から使用不可と連絡があったり、タクシーで移動していたら突然高速道路で降ろされたり。思い返せばキリがないほど、予想だにしない出来事の連続でした。

事業に関しても、PR会社という看板を背負って進出したものの、ビジネスの常識も日本とは全く異なるので、同じ手法では全然うまくいきませんでしたね。日中関係が悪化したときには、全ての案件がゼロになったこともありました。

ダメだと分かったらあの手この手でいろいろな事業を試しました。飲食店を回って、(今でいうLINEのような)SNSのアカウント運用代行の提案などを行ったこともあります。

“思い通りにいかない”のが当たり前

―トラブルもたくさんあったようですが、中国での3年間の生活で心が折れることはなかったのですか?

心が折れる、という経験は思い出してみてもあまりないですね。
常に「だいたい思い描いていたようにはならない」というマインドで働いているので、トラブルが起きてもあまり焦ることはないです。

そんな「思い通りにならない」という状況をいかに楽しめるか、どう立ち回れるかが重要だと思っています。

若くして上手くいく必要はないんです。
弊社には「ゴキゲンにいこう。」というValueがあるのですが、難しい課題にこそ、前向きに考えることを大切にしています。トラブルが起きたときは、逆に人と違う経験ができているんだ、という気持ちで働いています。
―ニューステクノロジー就任の経緯を教えてください。

中国で3年働いて、そろそろ別のことをしたいと考え、帰国させてもらい、その後は日本で3年程度働きました、その間は海外に行きたいという理由でハワイの案件を提案で勝ち取り2か月間滞在したり、タイに頻繁に行ったりと楽しく過ごしていたのですが、中国で過ごした刺激的な毎日と比べると、自分にとっては平穏すぎるように感じてしまい・・・。また新しいことにチャレンジしたくなったことがきっかけです。

どうせ働くなら、ドキドキわくわくしたいですよね。

思いついたら、まず動く

―新規事業を立ち上げるために意識していることはありますか?

よくいただく質問ですが「新規事業を立ち上げよう」と思って行動したことはありません。
結果として新規事業を立ち上げた形になりますが、基本的には計画的に事業を作るというよりも、「こういうのがあるといいな」と思いついた瞬間に、行動していることで新たな事業が成り立っています。

2021年にローンチした国内初のモビリティ車窓メディア「Canvas」についても、「タクシーの窓が光ったらかっこいいよね」という思いつきから2週間後には、プロジェクターで窓に映像を投影したものを道に置き、通行人に感想を聞くという実証実験を実施していました。

大事にしているのは「まず、動く。」ということですね。
いけると思ったらやればいいし、ダメだと思ったらやめればいい。ベクトルはその挑戦ができる環境があります。

ベクトルには、アントレプレナー制度という、「モノを広める」ということを起点に、新規事業となるもののアイデアを西江社長にプレゼンできる制度があります。

ニューステクノロジーもそうですが、「NewsTV」や「JOBTV」、「ヒロメル」などこれまでたくさんの子会社や新事業が誕生しています。
―どんな社員と働きたいですか?

“素直”な人です。この一言に尽きますね。
新卒時代なんて、能力の差はほとんどないんです。学歴ももちろん関係ない。そんな中で、いかに素直に物事を吸収できるかということが重要です。
素直というのは、何事にも変えがたいことです。
―マイルーティーンや大事にしていることはありますか?

行動的な面でいうと、毎朝必ずコーヒーを買って頭を整理すること、1年に一回、目標や夢をノートに書き起こすことを習慣にしています。

働く上で徹底しているのは、当たり前のことですが、細部まで人一倍こだわること、これと決めたらやりきることです。一切妥協はしません。代表取締役という立場ですが、今だに外に出るものは全て目を通すようにしています。

それから、なにか行き詰ってしまったとき、上手くいかなくなった時には、「普段いかない場所に行ってみる」ということをしています。例えばイオンの食品売り場とか。

上手くいかないときのパターンは、だいたい自分の考えややり方に固執してそこに囚われてしまっている時だなと思っています。なので、普段いかない場所に行って、普段接触しない人に会っていつも考えていないことを考えてみる、見てみる、ということをやっています。
―最後に、就職活動中の学生に向けてメッセージをお願いします。

前述した、失敗を恐れないこと・舞い込んだチャンスを必ず掴むことを大切にしてみてください。

そんな風に、チャンス(とラッキー)を掴んで、自分の道を切り拓いてきたベクトル人生だったなと思いますし、ベクトルに入社したら、そんなチャンスがたくさんあります。